ブラッド・メルドー率いるトリオによる新作スタジオ・レコーディング・アルバム到着!

現代ジャズ・シーンNo.1ピアニスト、ブラッド・メルドー率いるトリオによる新作スタジオ・レコーディング・アルバム『Seymour Reads the Constitution!』到着!
オリジナル楽曲も、よく知られたナンバーも、才気が埋めき出たアレンジと解釈によって、一つの大きなグルーヴとなる。大胆に、革新的に進化し続けるトリオの最新作がここに完成!

 

『Seymour Reads the Constitution!』

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『Seymour Reads the Constitution!』は、ブラット・メルドー(piano)、ラリー・グレナディア(bass)、そしてジ工フ・バラード(drums)からなるトリオにとって、2016年の『Blues and Ballads』以来、約2年振りとなる作品。本作にはメルドーによる新曲3曲の他、ポール・マッカートニーの「Great Day」、ブライアン・ウィルソンの「Friends」などのポップス曲、そしてエルモ・ホープ、サム・リヴァースなどのジャズ・ナンバー、そしてフランク・シナトラなどによってヒットとなったアメリカン・スタンダード・ナンバー、フレデレック・ロウの「Almost Like Being In Love」などが収録されている。

 

公式YouTubeでは先行トラックとして、1曲目の「Spiral」が公開中。

 

2016年のトリオの前作、『Blues and Ballads』について英ガーティアン紙は「メルドーは、よく知られている楽曲を、まったく予想もにしない未知の領域へと誘う天才である(しかも尚も進化し続けている)――ここにある楽曲はいずれも古典的なジャズ・メソッドに則ったオールド・ナンバーだが、それらを、才気が埋めき出た解釈によって今現在のものとして表現されている」と絶賛。この路線は、今作でも少しも変わっていないだけでなく、より洗練されたものとなっている。

 

『Seymour Reads the Constitution!』収録曲

  1. スパイラル  Spiral  (Writer:Brad Mehldau)
  2. シーモア・リーズ・ザ・コンスティチューション  Seymour Reads the Constitution!    (Writer:Brad Mehldau)
  3. オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ  Almost Like Being in Love (Writer:Frederick Loewe)
  4. デ・ダ De-Dah (Writer:Elmo Hope)
  5. フレンズFriends (Writer:Brian Wilson)
  6. テン・チューン Ten Tune  (Writer:Brad Mehldau)
  7. グレイト・デイ Great Day (Writer:Paul McCartney)
  8. ベアトリーチェ Beatrice (Writer:Sam Rivers)

 

なお本作に先駆けて、メルドーは、3月に音楽の父、S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」からインスパイアされたアルバム『After Bach』をリリースしたばかり。現代では知ることが難しい、バッハの即興演奏の大家としての側面をブラッド・メルドーが独自の感覚と解釈で紐解くいた作品は、ジャズのみならず、クラシックのリスナーにも衝撃を与えた。

 

『After Bach』

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2005年からコンスタントに活動を続けているトリオ形態もまた、作品毎にミュージシャンとしてのスキルはもちろん、そのグルーヴとハーモニーもどんどん進化させ、クリエイティヴィティとチームワークにも磨きをかけている。ぜひ、前作でメルドーと出会ったクラシックファンにも、今作を聴いてみてほしい。

 

 

ブラッド・メルドー・トリオ Brad Mehldau Trio
左から ラリー・グレナディア(b)  ブラット・メルドー(p) ジェフ・バラード(ds)

ブラッド・メルドー プロフィール: 1970年8月23日フロリダ州マイアミ生まれ。本格的なクラシック・ピアノの教育を6歳からを受け、14歳でジャズ・ピアノに傾倒する。
ニューヨークのクラブを拠点に、たちまち頭角を現すと、94年にはジョシュア・レッドマン・カルテット『ムード・スウィング』のセッションに抜擢され、一躍世界中の注目を浴びる。そこでの演奏が認められワーナー・ブラザーズと契約し、95年にメジャー・デビュー作『イントロデューシング・ブラッド・メルドー』を発表し、“同年の最優秀ジャズ・アルバムの一つ(ワシントン・ポスト紙)”と賛辞を浴びた。
デビュー作の録音に前後して、ラリー・グレナディアとホルヘ・ロッシィとレギュラー・トリオを組み、「アート・オブ・ザ・トリオ」と冠したシリーズ作品を5枚リリース。ジャズ雑誌の読者投票や批評家投票で最優秀に選ばれたほか、シリーズ2作目と4作目は、グラミー賞にノミネートされるという快挙を成し遂げた。
自身のアルバム以外では、チャーリー・ヘイデン、リー・コニッツ、ウェイン・ショーター、ジョン・スコフィールド、チャールズ・ロイドなどトップ・ミュージシャンたちとの共演も多い。彼のレコーディング活動はジャズ界にとどまらず、カントリー・ミュージック界の大御所、ウィリー・ネルソンやシンガー・ソング・ライター、ジョー・ヘンリーの作品にも参加。
また、スタンリー・キューブリック監督の「アイズ・ワイド・シャット」、ヴィム・ヴェンダース監督の「ミリオンダラー・ホテル」を含め、数々の映画音楽にも起用された。